福井県コミュニティビジネス推進協議会

~地域人材育成コミュニティ・スクール開設・運営事業~

○申請団体名:特定非営利活動法人たんなん夢レディオ
○認証事業名:「丹南地域の災害時の緊急放送並びに平常時の街の賑わい活性化事業」

~現代に甦る「風鳴塾」~

 福井県鯖江市で、北陸初のコミュニティFMラジオ局として誕生した、「特定非営利活動法人たんなん夢レデイオ」。災害時の丹南の安心で安全な街創り、地域の賑わい等の活性化を目的とし、これまで多くの市民がラジオ番組に出演。市民参加型・地域密着のラジオ局として市民の生活に溶け込んでいます。

たんなん夢レディオ 伊藤理事長

 平成17年7月に開局後3年が経過した「たんなん夢レディオ」ですが、ラジオ局の次の展開として「風鳴塾」を平成20年10月に開校しました。「風鳴塾」とは、江戸時代末期に実在した塾だそうです。「風鳴塾」は越前市中心街のサテライトスタジオ内に教室があり、建物は古民家を再生したもので、当時使用されていた塾の看板が掲げられています。過渡期にあった当時の日本の若者に光を与えた「風鳴塾」の哲学を受け継ぎ、物事の本質に焦点を向けた現代版「風鳴塾」として甦りました。
 「今の社会は“比較論”が蔓延していて、地位や名声といった表面的なものに捉われ過ぎている感じがします。また、日本のこれまでの教育はどちらかというと詰め込み型で、学生は本質に触れないまま“記憶”していることがずいぶん多いのではないでしょうか。」  「たんなん夢レディオ」の伊藤努理事長は、現代社会の問題点をこう話し、また次のようにもおっしゃっています。
 「人生は自分でつくるもの、仕事もまた自分でつくるもの。人生は一度限り、二度と生まれてこない者同士の出会いを大事にし、感謝の気持ちをもつこと、人に育ててもらっているという思想をもっていれば、応援してくれる人がでてくるんですよ。そうした積み重ねが人生を豊かで有意義なものにし、仕事にも繋がってくる。「風鳴塾」ではこうしたことを感じ触れていただきたいですね。」

~特色ある講座群~

 「風鳴塾」の講座はこれまでの“塾”の概念を打ち破る斬新な内容で溢れています。 例えば、英語塾といっても、テキストなんかはありません。そこに広がるのは外国人と日本人がお酒を片手に語り合う光景です。日本語で話しかけている人もいれば、片言の英語で一生懸命会話をしている人・・・。それぞれのやり方で異国の人々に思いを伝えようとしています。
 「言語は教わるのではなく、自然に身につけるものでしょ。コミュニケーションを通して友情も生まれ、いつの間にか話せるようになる。ごく自然なことですよ。」(伊藤理事長)

 また、「たんなん夢レディオ」と「風鳴塾」とのコラボレート講座も開かれ、講座をラジオで生放送する試みも行われています。
 伊藤理事長は、「今年度は自分で作ったラジオで自分の製作した番組を聴き、ラジオ工作のハードと番組制作のソフトの両面を勉強していただき、最終的には電気理論や電波理論から数学と物理の関係について学ぶことができる講座を開きたいんです。数学や物理が苦手な学生、特に女子高校生(笑)に参加してもらって、受講後は苦手から好きな科目に変わって帰ってほしいですね。」と意気込んでおられました。

~次世代のリーダーを~

 開校後半年が経過した「風鳴塾」ですが、伊藤理事長はこれまでを振り返って、「開校に漕ぎ着けることができたのは、協力してくれるボランティアの存在が一番大きい。また、開校にあたって福井県コミュニティビジネス推進協議会の「コミュニティビジネス創業奨励補助金制度」を利用することができ、補助金申請を通して事業計画について真剣に考えることができたこと、アドバイスをして頂いた福井県コミュニティビジネス推進協議会の方々との出会いなど、補助金以上に得たものも多かった。まだまだ受講生は少ないが、今はやれることをやるだけ。結果は自然に付いてくると考えています。この塾を通して、地位や名声に捉われない、本質の分かる若者が増えてほしい。そして何よりも思いやりのある人間になってほしい。塾を巣立った若者が地域のリーダとして活躍してくれることを願っています。」とおっしゃっていました。

 時代を超えて甦った現代版「風鳴塾」。これからも面白い独創的な講座が目白押しです。 新しいことに挑戦したい、色んな人と知り合いたい・・・。動機は何でも構いません。興味のある方は一度「風鳴塾」を訪ねてみてはいかがですか?きっと新しい自分を発見することができますよ。

フレーム

福井県コミュニティビジネス推進協議会

〒910-0005 福井市大手3丁目7番1号 繊協ビル4F 県中小企業団体中央会内
電話.0776-23-3042 FAX.0776-27-3058