福井県コミュニティビジネス推進協議会主催
新春キックオフセミナー2009開催!
平成21年1月23日(金)、「福井県国際交流会館」において、福井県コミュニティビジネス推進協議会主催 新春キックオフセミナー2009が開催されました。財団法人日本サッカー協会名誉会長 川淵三郎キャプテンを講師に、「夢があるから強くなる!」をテーマに講演されました。

川淵キャプテンは、日本において「サッカーをヨーロッパのような『地域に根ざしたスポーツ』にしたい」という熱い想いがJリーグを生み出す原動力になった経緯を話されました。
Jリーグを創設する際、加入するためには、「任意団体ではなく自立した法人格の保有」等、7つの条件を課しましたが、中でも一番難しい条件が、「15000人収容のナイター照明付きスタジアムの確保」でした。行政サイドの理解が得られないと成功し得ないからです。前例にとらわれない発想で、かつ7つの条件という高いハードルを越えられるかどうかのみを判断基準にしたことがJリーグ成功の秘訣だったと述べられました。
クラブサポーターのボランティア活動に関しては、良い事例になったのが「鹿島アントラーズ」でした。「鹿島アントラーズ」はクラブサポート活動をエージェント等を使わず、どうしても『ボランティア』で活動したかったのですが、当時は行動マニュアルがなかったため、ボランティアの方から、「お客様に不快感を与えず、その行動がクラブにとってマイナスにならない」等、『3つの行動規範』が提案されました。
ボランティア全員が、お客様がスタジアムにまた来たいと思える満足感を提供し、鹿島アントラーズの活動にマイナスの影響を与えてはならないという意識を共有することで、彼らの行動は結果的にプラスに作用するようになり、クラブサポート活動は成功を収め、他のクラブが参考にと見学に来るようにまでなりました。誠心誠意、謙虚な姿勢でボランティア活動を行った結果、Jリーグ全体にボランティア活動の基本姿勢が広まっていきました。結果的にJリーグの成功にも繋がりました。
また、クラブ運営には多額の費用がかかるため、いかに収入を増やすかも重要でした。甲府クラブ(現ヴァンフォーレ甲府)の事例を挙げ、担架の裏にスポンサー広告をつけて、選手を運び出す際、担架の底が見えるようにして広告収入を得ました。いかに収入を生み出すかは工夫次第であるということです。
Jリーグ創設の過程はコミュニティビジネス創業の過程に参考となるところが多々あり、まさにコミュニティビジネスの成功実例が聴けた有意義な講演会となりました。




