福井県コミュニティビジネス推進協議会

コミュニティビジネスとは

コミュニティビジネスは、
「地域住民が主体となって地域の課題やニーズに対応するサービスを事業として提供する」

として説明されることが多いのですが、ちょっとわかりづらいですね。でもコミュニティビジネスって、実はそれほど特別なことではありません。 ここでちょっと具体例を出しましょう。

温暖化の影響なのか、近年福井県でもあまり雪が降らなくなりました。それでも、やはり一シーズンに一度は雪が積もります。ちょっと雪が降り続けばどの家にも結構な雪が屋根に積もります。もしあなたのお隣さんが高齢のおばあちゃんの一人暮らしで、
おうちの屋根にドカッと雪が積もっていたら、「どうにかしてあげなくちゃ」って思いますよね。

また、家の敷地内の雑草ってすぐにのびちゃいますよね。草むしりしなきゃいけないと常々思っていてもなかなか忙しくてできなかったり、やろうと思うときに限って雨が降ってきたり。お隣さんのおばあちゃんが上手に庭の手入れをなさっているのを見ると、
「うちのもやってくんないかなぁ」なんて思いませんか?

実状は、お年寄りが無理を押して屋根雪おろしをしたり、雑草生い茂る庭を見ながら、また毎日をすごす。そういった、生活の中でのちょっとした不安や要求に答えてあげようと思う気持ちをビジネスとして考えてみる。それがコミュニティビジネスです。

必要とされるところに必要とするものを提供するため、サービスを受ける側にとっては、喜ばしいかぎりですし、サービスを提供する側にとってもやりがいにつながります。身近なニーズであればあるほど、身近な人たちの方が問題点などを共有しやすく、また解決方法も的を得たものになると想像できます。

では、なぜボランティアじゃなくビジネスとして捉えるか。

ボランティアはそれはそれで良い側面がいっぱいありますが、どうしてもサービスの品質にばらつきが出てきたりします。あなたがもし雪おろしをしてあげようと思ったとしても、毎年してあげることは難しいかもしれないし、幸いにして草むしりを頼めるような人が近所にいたとしても、常にお願いするのをためらうことだってあるでしょう。

そこでコミュニティビジネスの出番です。

地域住民のために地域住民が主体となってサービスを提供する。ビジネス手法により高品質なサービスが継続的に行われる。定年退職されてもまだまだ現役の人たちに職場提供だってできちゃいます。

「誰かのために自分にできることをしてあげたい」
福井県はコミュニティビジネスを推進しています。

コミュニティビジネスの特徴

  • 地域のニーズや課題を事業機会として捉え、事業収益をあげることで活動費用を生み出す「ビジネス」として解決する
  • 事業を通じて地域社会に貢献する
  • 地域との信頼関係の中で事業を行う
  • サービスの担い手は、株式会社、NPO法人、商店街など様々
取組分野 主な取組例 具体的な取組内容
医療・福祉・保険 高齢者・障害者向けサービス、福祉タクシー、高齢者・障害者向けリフォーム、訪問看護ステーション 給食サービス、家事介護、デイサービス、入居施設、ホームヘルプ、移送、買い物代行など、タクシー会社による介護保険サービス(移送など)
子育て・育児 子育て支援 買い物やレジャー時の一時預かり、ベビーシッター、子育て広場

環境・リサイクル

環境保全活動、リサイクル、環境学習支援

リサイクルショップの運営、不用品の再利用(エコクラフトなど)、不用品の再生(廃油石けん、おもちゃの再生など)、エコツアーなど
生涯学習・教育 フリースクール、青少年向け生涯学習教室 不登校児のためのフリースクール運営、子供向け野外活動教室
その他 就労支援 障害者・女性向け就労支援、障害者・女性向け在宅勤務支援 障害者就労の場としての喫茶店、パソコン教室など、女性の能力を活かした子育て事業、マーケティング、ITを利用した在宅就労支援
まちづくり 交流スペース、防災活動、商店街活性化、イベント支援 レンタルスペース、貸しラック、貸しロッカー、家具転倒防止などの普及、空き店舗を活用した交流スペースの展開
中間支援 事業者の運営、事業家支援 NPO法人などの運営・事業立ち上げのコンサルティング、講座、研修などの企画・運営、講師派遣、情報収集、提供事務所代行、調査・研究などの受注
フレーム

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